名調子で解説が進みます。ワインがさりげなく、しかし重要な意味を持ちながら出てきます。ん?…でも、こうしてみると、白ワインってなかなかないのですね。やはり、赤ワインの怪しげな、そして人を惑わすような深紅の色合いには負けてしまうのでしょうか…。いやいや、白ワインではありませんがシャンパン! 泡がグラスの底から立ち上がるだけで、とても華やかな雰囲気と知性を秘めて映画の中で活躍しています。黄金の液体とグラスの底から立ち上る無数の泡。素敵ですね。
映画は、「ミッドナイト・イン・パリ」「七年目の浮気」「シェフ 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」「サイドウエイ」「昼下がりの情事」「フレンチ・キス」「007/ダイヤモンドは永遠に」「カサブランカ」「プロヴァンスの贈り物」〜あっという間に予定時間を軽々オーバーして、次のパリ祭のパーティーへ。
パーティーは、一般の方を含めて33名の参加でした。映画の余韻を残しつつ「プロヴァンスの贈り物」に出てきたように、ロゼワインの中に氷を入れたフルートグラスで乾杯です。お料理は、アルモニ・ヴァンヴィーノさんのフレンチ。シニア・ソムリエールのAさんがワインをサービスしてくださいました。壁には、文化講座で使用した映画の場面が映し出されて、会場の雰囲気を盛り上げます。アルコールのお手伝いもあってか、話が進みます。
一般参加ではありますが、ご夫婦でフランスから里帰りをされたMさん(奥様はフランス人)や、その場で入会を決められたHさんご夫妻の自己紹介等も織り交ぜながら、あっという間の2時間半でした。
なかなか話は尽きませんが、最後に参加者全員でパチリ!
文:T.T