ドーヴィル(Deauville)はフランス北西部にあり、パリから車や電車で約2時間の距離。
人口4500人程の小さな町ですがノルマンディー海岸の超有名リゾートで、高級ホテルや別荘、カジノ、競馬場などがあり、アメリカ映画際やアジア映画祭が開催される事でも知られています。
夏になるとパリの社交界がドーヴィルに移動するとも言われていて、街にはエルメスやルイ・ヴィトンといった高級ブティックも並び、街はとてもスノッブな雰囲気に溢れています。日本で言えば海のある軽井沢といったところでしょうか・・・。
サミットでは菅首相はホテル・ノルマンディーに宿泊されたようですが、ここはドーヴィルを象徴する超高級ホテルで、ノルマンディー様式といわれる木組みが大変美しい建物です。
私も一度だけこのホテルで食事をしたことがありますが、お料理も美味しくてクラシカルなインテリアが素敵でした。
でも一般に思われている高級ホテル=豪華というイメージではなくて、高級だけど質素な雰囲気も感じられるところが、この地方らしい節度が利いた美点でしょうか。
ドーヴィルといえば忘れられないのがクロード・ルルーシュ監督の映画「男と女」(1966)。
カンヌ映画祭でグランプリを獲得し彼の出世作となりました。「ダバダバダ、ダバダバダ・・・」というフランシス・レイの音楽も有名ですね〜^^
映画の中では美しいドーヴィルの風景がたくさん出てきてこのホテルも舞台になりました。
ドーヴィルは夏も華やかでいいのですが、冬のシックで落ち着いたところも魅力的。(映画の中でもそうでしたが)
哀愁を感じさせる海はどこか日本海に通じるところがあると感じるのは私だけでしょうか・・・。
機会がありましたらぜひ行ってみてください。
「男と女」の最も有名なシーン。ステキですね〜w