2018年12月23日

賀来弓月(かく ゆづき)さんの著書のご紹介

元外交官でいらっしゃる賀来弓月(かく ゆづき)さんから、下記出版のご案内をいただきましたので紹介します。


<< ご本人からのコメント >>

 私(79歳,元外交官)は、このたび、「フランス人は『老い』を愛するー60歳からを楽しむ生き方」(文響社)(定価1100円)を出版いたしました。

 この本は、フランスのカトリック女子修道会(『貧しい人たちちの小さな修道女たち』)の老人ホームでの私の10年(2006−2016)にわたる高齢者介護ボランティア奉仕ならびに 定年後あるいは老いを生きる老人ホーム内外の多くのフランス人との緊密な交流経験をもとに、書かれたものでございます。

 定年後あるいは老いを生きるフランスの人々は、さまざまな老いの試練に直面しながらも, 自分たちの老いというものをこよなく愛し、常に「人生は美しい」と口にしながら、「人生の実りと収穫の秋」である自分たちの定年後あるいは高齢期を実に生き生きと心豊かに生きようとしていました。定年後あるいは老いを生きるフランス人は、「年を重ねることが自分たちの人生を豊かにする」と考えています。

 私としては、フランスでの経験をできるだけの多くの日本の方々にお伝えしたいと願っております。

 みなさま方の何らのご参考までに、拙著の表紙と目次を送らせていただきますので、よろしくお取り計らいください。本来なら著書自体をお送りすべきでございますが、手元に余部がございませんので、御許しのほどお願い申し上げます。


とのことでした。ご興味のある方は、ぜひご一読ください。
以下、表紙と目次を掲載します。


表紙.jpg


「フランス人は『老い』を愛するー60歳からを楽しむ生き方」

目次
はじめに… …3

第1章 
老後を楽しみにするフランス人、老後に不安を覚える日本人… …19
老いは「人生の実りと収穫の秋」… …20
老後になっても「人生は美しい」(La vie est belle)と叫び続ける… …25
自由を生きるフランス人… …30
フランスの高齢者の生活… …35
老後は準備が9割⁉… …42
第2章
「孤独感」を和らげるフランスの高齢者たちの暮らし… …55
フランスでも高齢者の社会的孤立と孤独感は大きな問題… …56
フランスの高齢者たちは孤独にどう向き合っているか… …60
フランス人はカフェの使い方が上手… …64
ちょっとしたおしゃれをお金をかけずに楽しむ… …69
フランスの高齢者は「色気」より「食い気」⁉… …78
フランス人はテレビより新聞を好む… …83
本当の老いとは「学ばない」こと… …88
フランス人は陽の光を浴びながら老いを生きる… …92
美しい生活とは規則正しい生活… …98
家事や庭仕事はスポーツと考える… …106
人とつながる趣味を持つ… …112
第3章
心豊かに生きるフランス人の精神性(マンタリテ)……117
不安を打ち明けられる人はいますか?… …118
自分は若いと感じながら、老いを生きる… …121
フランス人にとってジョークは「エスプリ(才気)」である… …128
日常生活の「普通」に目を向けてみる… …134
自分の余った時間は、弱い立場の人のために費やす… …140
高齢期の性愛をタブー視しない… …147
老いを肯定的に捉えられますか?… …151
第4章
老いて家族の有り難さを見直す… …157
最後に頼ることができるのは家族… …158
posted by 福井日仏協会 at 20:57| Comment(0) | フランス関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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